2008年07月05日

句の異同(5)

 「礼」57ページ、「そのがけわしい病の兄が働きの最後は両手で受けた咯血」
 「全」59ページ上段では、「咯血」でなく「喀血」。
 「礼」58ページ、「うすっぺらな屋根下で兄の苦笑が尖ったまま死んだ」
 「全」59ページ上段では、「うすっぺら」でなく「うすぺら」。
 ちなみに、「良」88ページ、「全」59ページ下段、「ふしぶしの」で始まる句では、いずれも「うすっぺらい」とある。
 「礼」58ページ、「旱魃つづきの生(は)えぬ大根種へ母娘が提灯で水やる夜中の小作畑」
 「良」92ページは、ルビなし。
 「全」60ページ上段では、「旱魃」に「ひでり」のルビをつけ、「生えぬ」のルビは削除。
 「良」は夢道も了解のはず。だが、こういう場合、「良」を採ると「全」は言っているが、そうでもないことがわかる。
posted by 木村哲也 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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